さて、わたしも結構未知の世界です。
ガラスです。
しかもただのガラスじゃありません。
古代ローマンガラスと言って、簡単に言うと大昔のガラスです!
考古学上、発掘された古代人の遺産なのです。
すごか!
しかも、「銀化」とよばれるいわゆる風化現象を起こしていまして、表面がまさにキラキラ乱反射してとても綺麗。
2000年前のガラスらしいのです。
そのガラスのペンダントトップをブローチに加工してほしいという依頼でした。
ガラスと聞いたとたん、ロウ付けは無理!と思いました。
ガラスのふちを囲む銀枠にブローチ金具をロウ付け出来ればてっとり早いのですが、ガラスへの火の接触は避けられない。
ガラスの融点はだいたい低くて750℃とか800℃くらいから始まります。
早ロウなどを使えば?と思わなくもなかったので、とりあえず、ローマンガラスのビーズを少しいただいて、バーナーの火にどれだけ耐えられるかを実験しました。
…焦げました。
ガラス部分はなんとか色を保っています。
が、肝心の銀化を起こした部分が、茶色に焦げてしまいました!
これは大変まずい!
これで火をあてるロウ付けの選択肢はなくなりました。
…つづく。
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